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751 <『そらから かいじゅうが ふってきた』(上)>

たまには宣伝を。
久しぶりに新刊絵本が出ました。『そらから かいじゅうが ふってきた』というタイトルで、文研出版さんより¥1,404(税込)で発売中です。今年の1月末に発売された『デデとひこうき』以来なので、9ヶ月振りですか。ま、スローペースの私からしたら早い方ですね(笑)。当ブログをご覧のみなさま、年にそう何冊も新刊が出る絵本描きではありませんので💦この機会を逃さず、どうぞよろしくお願いいたします!

例によって、ここで新刊絵本の詳しい内容等を書いても、おそらくまだ読んでいただいていない方がほとんどだと思うので、今日は作った動機などを書いてみます。

私は性格というか、人間が少々ひねくれているところがあって、大勢の人の一致した意見とか、上からの仰せ付かりとかに対して、素直に従うことを善しとできないことがたまにあります。「それ、ちょっと違うんじゃない?」というような、斜に構えたものの見方が時々表に出てきてしまうのです。あ、知っている人は知ってますよね(笑)。

絵本を作る際に、かようなねじれた面を表現に押し出すことは、これまでなかったと思います。敢えて抑えていたわけではなく、そういうものを必要としない作品を作ってきたのでしょう。今回は初動の段階で、「そうか、やるんだな」と気付いたこともあって、シニカルでナンセンスかつユーモアのある絵本に仕上げよう、ちょいとねじれた視点を中心に据えてみようと考えました。

私が今まで自作絵本で表現していなかった、子どものひねくれた心理。そのうち作れたらいいな、と思っていた作品が『そらから かいじゅうが ふってきた』です。ようやくその機会が訪れたのでしょう。よかったね、ひねくれ君!

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by ekakimushi | 2014-10-29 11:36 | 絵のこと | Trackback | Comments(0)