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917 <つぶやく日々 2016年5月6月>

月末恒例のつぶやく日々。先月は数が少なかったので、お休みさせてもらいました。今月は5月6月合併号という趣です。そういえば少年マンガ雑誌は、かつては年始年末などによく合併号が出されていましたね。懐かしいな。あれって、作家や出版社のお正月休みを確保するためにやっていたのでしょうか。同じ合併号とはいっても、こちらはたかだかフェイスブックの小ネタを9本程度。余裕がないときはこんなものです。来月はもう少し増やしたい。そうです、明日からは7月の風が吹くのです。
それでは2016年5月6月のf.b.版つぶやきを。

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【5月9日】
昔からG.W.は、自分自身の所在がない気がする。どこに身を置こうか考えているうちに終わってしまう。終わってから「もっとマシな連休の使い方はできなかっただろうか?」などと思う。毎年。今年もそう。取り立ててつまらない時間を過ごしたとは思わないが、何かもっと他にできたんじゃないだろうか。もったいないところが多かった気がしてならない。それがいつものことなので、いい加減飽きてきた。たまにはやるべきことを全部やり尽したG.W.、居場所にスポッとはまったG.W.というのを過ごしてみたい。しかしそれって、一体何をやれば味わえるものなんだろう。もしかしたら私はあまりに多くをG.W.に期待し過ぎているんだろうか。お盆休みや年始年末だと、こんな気持ちにはならない。同じ連休でも、どこかが違うんだろう。


【5月12日】
最近雑務の量がとても多くて、その分絵を描く時間が削られてしまい、気が気でない。もちろん雑務も純然たる仕事なのだが、何かを生産しているように思えなくて、自分の中の仕事の範疇から外れてしまいがちだ。そんな日に具体的な仕事ではなくとも、一枚の絵を納得して描き終えると、妙な充実感があったりする。何か気持ちがほっとする。しかしこれはこれで危険なのではないだろうか。絵を描くことを過大評価している自分が透けて見えるから。作業の手応えを計る物差しがあったら、たぶん雑務とどっこいどっこいの値が出る気がする。


【5月18日】
明後日からの個展。今日と明日が搬入日なのだが、どうも読みが甘かったみたいだ。今日びっちり7時間やって、全体の1/3程度しか展示できなかった。これは大変だぞ。明日は12時間ぐらいは考えたほうがいいかもしれない。もしかしたら初日の早朝出勤の線もあるな。全く困ったものだが、どうもメンタルが完全に躁状態になっているみたいで、疲労が全然やって来ないから、追いつめられた気持ちにならないじゃないか。怖いな、エグジビション・ハイって。


【6月3日】
打っても打っても終わりのねぇのが、メールの送信返信。そりゃあよ、電話であたふたするこたぁ、随分少なくなったがよ、指先交信への負荷は昔の比じゃねぇぜ。送ってさえおきぁ、相手は読まねばならねぇ。読んだからにゃ反応せねばならねぇ。それがメールの仁義よ。てぇこたぁ、こっちにきたメールにも、おとしまえをつけにゃなあらねぇわけだ。ときどきよ、いったいおらぁ、なにやってんだ?と思うことも多くてよ。ここにも渡世につきものの悲哀ってもんがあらぁな。兎角この世は住み難い…


【6月5日】
昨日は早朝からお仕事で外出した。張り合いのある相手に気を入れて働いたので、お昼ご飯もすぐにカロリー消費。4時ぐらいにやっとこさ作業を終えて退散、即噂のうどん屋でぶっかけ大盛りを食す。腹が減っては夜のライブに響くし。その後ひなびた茶店でコーヒーを一杯ひっかけて、寺田町のライブハウスへ一番乗り。この日の出演は問答無用の豪華ラインナップ。出演者の平均年齢は結構高いが、娯楽性も正比例。無茶苦茶楽しかった。ライブは心が生き返るなあ。10時半ごろまで騒いで帰宅の途に。仕事疲れ・ライブ疲れ・食べ疲れ、どれかはよくわからないけど、バタンキューの一日でした!


【6月8日】
ついこの前まで、煮物なんて年寄りになってから食べればいいと思っていた。(まだ年寄りだとは思わないが、煮物が随分好きなったな。)ついこの前まで、冷や奴も素麺も、さっぱり美味しさがわからなかった。(今やこの二品、夏を乗り切る必須アイテムになってしまったな。)ついこの前まで、肉を食べれば豪華な食事だと勘違いしていた。(ま、確かに今も、肉は無いよりある方が豪勢な気がするのだが、なんでもかんでも肉ならあればいいというものではなくなったな。)ついこの前まで、お酒なんて飲もうとも思わなかっ…あ、これは今でもそうか。さて、次の食の変化は何がやってくるのかな。


【6月15日】
気温・湿度ともに上昇する季節の到来じゃ。毎年この時期のラントレは、めちゃくちゃ苦しいのじゃ。梅雨環境に変わって、身体が気候についていかないのが走っていてよくわかるのじゃ。(走らなくてもグタ~っとすることがあるぐらいじゃ。)昨日も10kmあたりからもうフラフラじゃった。走っているのかヨロけているのか自分でもわからなかったのじゃ。次の練習からはスポーツ飲料を用意せねばならんのじゃ。たぶん慣れるまで、あと4~5回はしんどいのじゃ。当分の間は辛抱じゃ、辛抱。慣れた頃には、季節は夏の盛りを迎えていることじゃろう。愛しい冬将軍、きみは今頃どこで何をしているのじゃ(笑)?


【6月20日】
先般電話で、ある作品を送ってくれと言われた。「はい」と返したものの、その絵はもう何年も前に描いたもので、今どこにあるのかわからない。最近目にした記憶もない。もしかしたら引っ越しで失っている可能性もある。青くなって部屋中を捜索すること一週間、遂に昨日発見した。よくぞ無事で💦保存状態もまあまあで、ひと安心。どうやら仕舞い込み過ぎて、自分でわからなくなっていたようだ。
私は常日頃から整理整頓の不得手を自認しているが、今回は捜している間中、ずっと自分の不手際を責めていた。そう思うぐらいなら、ここから自分を変えてゆかないと…。


【6月25日】
来月10日の選挙をひかえて、自国内に大きな問題が山積しているのに、昨日は海外のドデカいニュースに釘付けになった。まさか本当にイギリスがEUから脱退することになろうとは。それも拮抗していたとはいえ、国民投票の結果で。イギリス国民はこれで民意は決したと、本当に納得するものなのだろうのか。今度の参院選が同じようにまさかの結果に終わったら、私は数字に従って頷くことができるだろうか。
それと気になることがもうひとつ。今回のEU脱退報道の多くが経済的な切り口で語られていることだ。第二次安倍内閣が当初経済政策で国民の信頼を得た(と書けば映りはいいが、その実は金に目が眩んだ支持者が多かった)ことを思い出す。メディアの主導による拝金主義報道には、もう目を閉じて耳を塞ぎたい気持ちだ。うんざりする。実利実益だけが、人間の関心の対象ではないしょうが。


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by ekakimushi | 2016-06-30 12:55 | 絵のこと | Trackback | Comments(0)