カテゴリ:絵のこと( 720 )

現在絵の展示をさせてもらっている京都は桂にある雑貨屋おやつさんで、昨日トークイベントがありました。店主と私の二人で約2時間、本のあれこれをお話したのですが、普段から場慣れしておられる店主と違って、慣れない私はしどろもどろでお恥ずかしい限りでした。人前で話しをする機会がないわけではないのですが、いつも難しいなあと感じます。


昨日は出版にフォーカスを絞ったお題だったので、本当なら話し易いはずなのに、途中から自分の話題が迷子になったり、持って行った資料を充分に活用できていなかったり。なかなかうまくできないものですね。お越しいただいたお客さんがどんな感想を持たれたのか、知りたいような知りたくないような複雑な心境ですよ。


反省点はある程度明確なので、次に同じような事をするときにはもう少し良くなると思います。それにしてもお客さん一人一人から入場料をいただいてお話をするというのが、こんなに圧を感じるとは思いませんでした。何事も経験&勉強ですね。お越し下さったたくさんのお客さま、どうもありがとうございました。変な表現ですが、いい冷や汗をかかせていただきました💦

雑貨屋おやつ <中川洋典の小さな個展>は4/21〜5/3までです。(4/27はお休みです。)
http://www.o-ya-tsu.com/
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紙って大切だ。紙がなかったら、私はどんな仕事をしたらいいんだろう。

紙を触る時、手袋をはめる人はあまりいない。紙と素手とは恋愛関係にあるんだ。

紙の話をすると、相手の気持ちが緩む。幼い頃、紙おむつをしていたのかな。

紙飛行機が空を飛ぶ。どんなに大きな旅客機よりも軽々と飛んでゆく。

紙を破ると音がする。紙に絵を描くと音がする。紙は楽器だったのか!

紙が雨にぬれてしょんぼりしているのを見ると、こちらまで頭を足れてしまう…

紙にペンで宛名を書いた。今の私の痕跡が運ばれてゆく。紙が手紙になる瞬間だ。

紙を丸めてポイ!ゴミ箱がいらないといってはじき出す。転がる紙に苔はむさず?

紙はジャンケンのパア。石を包むし、はさみで切れる。手のひらが紙だなんて!

紙がそばにある。紙の匂いをかぐ。紙の目に引きつけられる。紙と一緒に暮らしている。


(*日記No.463 2012年3月2日掲載のリメイクです。)  


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ネットの世界に出入りするようになってから、私の読書の量は明らかに減りました。減った分、私が目にしているのは、ネット上の些末な記事なのでしょう。そのことをわかっているのに、なかなかやめようとしない。これは明らかに依存に近い症状です。自覚があるのは、まだ症状が軽いからかもしれません。


話しは変わりますが、何事にもせっかちな私は、食事をしてすぐにバタバタ動こうとするので、ときどき消化不良の兆しを感じることがあります。そんな胃袋の反乱に気付いてからは、せめて食後の30~40分は大人しくしていようと思い、たまたま手に取ったのが推理小説でした。それが滅法面白くて、食事のあとは読書の図式のきっかけになったわけです。


そして夜寝る前に、安堵の心持ちを味わうべく、読書に浸るひととき。この時間は格別です。不思議なことですが、就寝前にパソコンのモニターをいくら眺めてみても、安らかな気持ちになれたことなど、ただの一度もありません。ところが寝る直前にほんの30分ほどお気に入りの本を読むと、なぜか胸の内に膨らみを感じるのです。太古の海のような、栄養のある環境に浸った気分になるのです。


ネットのない時代に、当たり前のように本を読み散らかす生活を送っていたのが、いつの間にやら情報世界の囚われの身に成り下がって、今さら読書の効用を語っているなんて。本箱に並ぶ本の背表紙と目が合って、ちょっと気まずい気分になる私。自分でもなんとあさましいものだと感じます。本音はやっぱり、読書と共にあった、あの生活へ帰りたいのです。本に抱かれて心地よく眠った、あの生活へ。    

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この四月で当ブログは9年目に入ります。長く続くもんだなと思いますが、もっと長く継続されておられる方がわんさかいらっしゃいます。自分がいったいどこまでゆくのかわかりませんが、立ち止まったり迷ったり、たまには振り返ったりしながら、とことこ我が道を綴りたいと思っています。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、再度のお知らせを。

4月21日から5月3日まで、京都の桂にある雑貨店おやつさんで、小さな個展を予定しております。

詳しい情報は下記の通りです。

(店主のトノイケミキさんのブログより拝借しました。)

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4月21日(金)から「読んで作って遊ぶ 本と紙」がはじまります。

今年は、雑貨店おやつ店主トノイケミキの新しい本がもうすぐできるということで 

えかきむしな絵本作家 中川洋典さんが雑貨店おやつに遊びにきてくれます。

一ヶ月の会期中前半、個展をしてもらいます~。


4月22日(土)18時30分から トークイベントもあります。

  「本制作の内緒話」普段は聞けないあんなこともこんなこと。

with中川洋典と雑貨店おやつ トノイケミキ

   18:30~20:30 交流会と飲み物付き(要予約)¥2,000


雑貨店おやつ 京都市西京区桂野里町10-9

http://www.o-ya-tsu.com/

TEL 075-204-6023    

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作品展示販売&絵本の販売を予定しているのですが、なんといっても注目は上記のトークイベントです。
私とトノイケさんの話しに交流会と飲み物が付いて、しかも要予約で¥2,000です。人前でお話しをさせてもらう企画に出席させていただく機会はありましたが、参加される方からお代を頂戴するのは今回が初めてです。誰か来てくれるんだろうか…と心配になって夜も眠れませんでした(笑)。
トノイケさんによると徐々に席が埋まりつつあるとのことです。もし迷っておられる方がいらっしゃれば、速やかにおやつさんへ連絡を!22日にお会いできることを楽しみにしておりますよ〜っ!    






















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この3月は、私にしてはよくテレビを見ました。普段はニュースぐらいしか定期的に見ないのですが、今月はWBC、大相撲春場所、サッカー日本代表のW杯予選など、スポーツ中継に熱心でした。そんな中でNHKの大相撲は別として、民放局のCMの多さにはうんざりしました。頻繁に、しかも幾つも続く。待てど暮らせどみたい中継が現れない。録画で見ようかとも考えたのですが、やはりスポーツの同時性は貴重です。野球一試合で見るCMの総時間はどのくらいあるんだろう。見たいわけでもないのに無理矢理見せられて、文句も言わず仕方なく見ている私。CMの雑踏は、私がテレビから離れた原因の一つに違いありません。

今月のf.b.版つぶやきです。


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【3月1日】

走らない日はストレッチなどを。室内運動なので正直飽きますねん。そんなマンネリ防止にと、超オーソドックスな体幹トレをやってみる。うぅ、キツいやないか…今まで知らんかった💦 日常生活ではまずお目にかからんような無理無理な体勢、そんなもん気張って維持する必要があるんか?(笑)

一日経って、普段は感知してない背中のインナーマッスルが張っていて、その存在に気付く。知らんだけでここにちゃんとあるやから、もっと鍛えろやと主張している。はいはい、順番にやりまっさ。一辺にやれ言われたって、壊れたらどないしますねん?無茶はあきまへんで。

おかげで今日は朝から背中が硬いわ。痛いんとちゃうねん、硬いねん。こういうの、いっつもできるとエエんやけど、今日はズル休みさせてもらうわ。



【3月4日】

f.b.やツイッターを梯子していると、観たい展覧会が目白押しで心がざわついて仕方ない。会場が近くても遠くてもネットを開けるだけで、場内の展示や誘惑の作品などの画像が目に飛び込んできて、途端に気もそぞろになってしまう。モニターでこれだけ響くんだから、現場で現物を目にした日にゃ、手のひらや延髄が思いっきり痺れるだろうなぁ。たまらないなぁ。こうやって私の春はやってくるんだ。



【3月5日】

週休一日だと、詰め込みがちになる…。

7:30 起床し雑用をしたあと朝食

9:40 十三の七藝で『ママ、ごはんまだ?』を観る。思っていたのとちょっと違う作品でした。

12:20 ねぎ焼きのやまもとで昼食。相変わらず人気がありますね、このお店は。少し待った。

13:40 ライブへ。知り合いのバンド、パズルを聴きに見に描きに西宮のパブ・ゴールウェイへ。お昼にライブ、いいものです!

16:50 某専門学校の卒業制作を見せてもらう。評を求められ汗だくに。先は長いぞ、足取り軽く、などと。

18:30 現代美術作家の椿崎和生さんの個展&トークショーへ。やはりこの人は一筋縄では行かない。純真な曲者だ(笑)。

22:20 帰宅。すぐに風呂へ入る。

23:30 就寝。即漆黒の闇へ落ちる。

週休一日だと、詰め込みがちになる…。



【3月14日】

始まる前は見る気なんか全くないのに、最後にはなぜかのめり込んで見てしまうWBC。毎回そう。この前の日曜夜の日本代表VSオランダ代表戦も、思いっきり手に汗を握ってしまった。このWBC、日本のプロ野球の特殊性がはっきりわかる稀な機会だと思う。セパ12球団の試合しか見ていないと、なかなか気付かないものだ。

当たりの試合に出会うと、無関心は手のひらを返したように楽しみに変わっている。あ〜あ、な〜んていい加減や奴なんだ、私は。きっと今晩も、一人でやいやい言いながら見るんだろうな。これはいつもと一緒だな(笑)。



【3月18日】

描いた絵のデータ化について。正直に言うと、あまり重きを置いていない。しかし量が多いと難儀な事になる。サボればサボるほど痛い目に遭う。今のままでは昨年の二の舞になってしまう。スキャンをして、データを作って、ナンバリングをして、タイトルを付けて、それを何百枚もやっていたら、もうそれだけで時間もかかる立派な作業である。なのに取り立てて使う当てもない。こんな無駄な事はやる必要もないのでは?いやいや、現物が手元にないものも多い。そこはせめてデータでも残しておかないと。う〜ん、どっちなんだ?誰かやってくれないかな。データで事を成す仕事ならこんなことにはならないだろうな。当てのない絵が多すぎるから、データ化する労力を正当に評価してやれないんじゃないだろうか。きっとそうだ。



【3月24日】

夕べ寝る前にデコポンを食べたら、就寝中にトイレが近くなって、睡眠分断の目に遭った。案の定朝から眠くて頭がぼんやりするから、椅子で軽く10分ほどのつもりで目を閉じたら、1時間も寝てしまいビックリ。布団以外でこんなに眠るなんて珍しいこと。よほど夢見がよかったんだろうな。1時間寝ると、それだけ後へ押すから、今日の午前中は14:00まであったことにしよう。さ、午後はうたた寝なんかしないで気張りましょか。それにしてもデコポン、美味しいなあ。



【3月30日】

ちょっとしたことだ。

ちょっとしたことで変わってゆく。

右にも左にも、

上にも下にも、

前にも後ろにも、

内にも外にも。

ちょっとしたことに気を取られよう。

ちょっとしたことかもしれないが、

ちょっとしたことでしか変わってゆかない、

そんなことが、

ちょっとどころではないぐらい、

僕の周りに植わっている気がする。

    
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今日はちょっと調子が狂いました。お昼に知り合いとイタリアンのお店で食事をしながらあれこれ。こんなランチタイムなんて滅多にありません。いつもは家で麺類か前の日の残り物を食べるか、近くのお店でガサガサッと済ませるか、そんなところです。それが今日は、腕のいいシェフのお料理に、楽しい会話、貴重な情報。ああ、いつもの一人っきりの昼食とはえらい違いです。そのせいか、まだ火曜日なのに、気分はもう金曜日の夕方みたいですよ。華やかな時間が私の体内リズムを変拍子に変えてしまったようです。早いとこ、普段の地味な生活のリズムに戻そう!


「十字」

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「ささやま情景」

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「かっこいい工場」

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「位相4を作る皮」

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「皺だらけの雨」

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「さらば!」

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「カラーで見るウルトラQ」

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「キツネくんのお店はつぶれたんだ」

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「皺だらけの木目1」

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「分展」

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「島々かいしゃ その四」

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「ISLAND GARDEN」

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「家族の余裕」

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「城壁」

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「白壁」
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堀尾貞治さんは現代美術作家です。世界中で着火・発熱・炎上の大活躍をされています。ついこの前までN.Y.で暴れていたかと思うと、突然大阪の下町に現れたりします。堀尾さんの描き殴ったような作品に似た作風の人がたくさんいますが、地熱の量や温度や、創作意欲の炎の燃え上がる様が大きく違う。昨年末の忘年会で50分ほど立ち話をさせてもらいましたが、顔と顔15cmぐらいの距離で話してくれるので、暖房器具がいらないぐらいに熱かった。やけどをするかと思いました(笑)。


堀尾さんは岩です。堀尾さんの手を見ると、節々がゴツゴツして、山の吹きっさらしにゴロリと転がっている岩を思い出します。それは粗野で、塩っ辛くて、パワフルで、ジンワリ温かくて、動きっぱなしです。

堀尾さんは空気です。どこにでもふらりと現れて、ふらりと絵を描いて、ふらりと去ってゆきます。空気なのでいないようですが、ちゃんといます。去ったあとも、堀尾さんの痕跡は空気のように残っています。

堀尾さんは工事現場です。いつも体の中で建設工事と解体工事が同時に進行しています。そばに寄ると、ブルドーザーやトラックやシャベルカーの音が、堀尾さんから聞こえてきます。ガガガガガ、ドドドドド…


堀尾さんと最初に話したのはもう18年ほど前のことです。私が個展をしている時に見に来られて、初対面ながら「君は絵を描くのが好きそうやから、これからもしっかりやれ!」と言ってくださり、左肩のあたりをポンポンと二回叩いて帰られました。9年前に私が別処で個展をしていたときにもまた来てくださって「君はたくさん描いていそうだから、これからもしっかりやれ!」といって、前の時と同じところをまたポンポンと二回叩いて帰られました。それが私にとって、どれだけうれしかったことか。


堀尾さんは水です。かたちにならない。今日コップの中に入っていた堀尾さんは、昨日は布のシミだったし、もしかしたら明日は玉の汗になっているかもしれない。今朝はきっと草露になって眠っていたはずです。

堀尾さんは辞書です。わからないことを尋ねると、堀尾さんから返ってくる言葉でまたわからなくなって、それを尋ねてみても、余計にわからない答えが返ってくる。あちこち巡る間になんとなくわかった気になるのです。

堀尾さんは線路です。右にも左へもずっと続いている。夏は熱く冬冷たい。堀尾さんの上を幾つも作品が通り過ぎて、磨かれて黒光りしている。しゃがんで耳を当てると、遠くでコトンコトンと音がする。何かがやってきた!


堀尾さんを語るとき、いつも具体美術協会の名が出ます。しかし私にとっての堀尾さんは、バリバリの現役であり続ける一人の現代美術作家です。堀尾さんが具体美術協会の精神を引き継いでいるという説明もあるとは思いますが、それ以上に「今」息をしている作家です。関西近辺のギャラリーで展示をされる堀尾さん。美術館での個展でパーフォーマンスをされる堀尾さん。欧米で招待作家として活動される堀尾さん。子どもの画塾で似顔絵を描いている堀尾さん。どれも今、土の中から掘り出したばかりの、食べごろの堀尾さんです。


堀尾さんは埃です。風に巻かれ舞い飛ぶ埃です。時には道の端に吹き溜まり、時には誰かの足下から空を見上げ、時には窓のガラスの上で模様を作ったり、時には私の眼の中に入ってきていたずらしたりします。

堀尾さんはコピー機です。電源とスイッチが入ったら、ずっと印刷された紙を吐き出しています。それも同じものがなくて、全部違っているから、正確に言うと壊れたコピー機です。その壊れ方があまりに素晴らしくて…

堀尾さんは郵便屋さんです。いつも作品という手紙を届けてくれます。そのため堀尾さんは一年中配達をしています。休む間もありません。そして郵便屋さんはこんなに素晴らしい作品集を届けてくれたのです。


(*日記No.458 2012年2月20日掲載のリメイクです。)  

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年初に仕事用である人と会った折に、引っ掛かった言葉がありました。要約するとこんな内容の話しでした。「わかりやすい」ことが求められている。今の読者にとって「わからない」ことに対する違和感はとても強く、作品中序盤の少々の分量で、内容が「わからない」と判断をされてしまうと読み進める事に抵抗感が起こり、最後まで辿り着いてもらえない。特に児童書では作品を読んで確実に「わかる」ところに着地するものが求められている、と。


今の話しじゃないだろう。もうずっと前からそうじゃないか。私はそう思ったのですが、それでも最近の児童書の宣伝文句や帯の紹介文などを目にするたび、いつもどこか「違うだろうに…」との念いが湧くのです。「すぐに眠れる本」「絶対泣ける本」「必ず感動する本」「読み聞かせでウケる本」「みんなで笑える本」等々…これでは家事や医療などの実用書コーナーに置いてある方が合っているようで(笑)。


売りものである本が評判になることや売り易いことはもちろん大切で、本が売れることは販売に携わる人たちにとって最大のミッションです。そのために数多くの試行錯誤がなされ、そのひとつに作り手の制作根幹に<わかりやすい>が求められているんだろうと察します。感度の鈍い私にも、それはよく「わかる」んです。よく「わからない」作品、きれいに割り切れない作品、安直で「わかりやすい」だけの着地で終わらない作品に、皆で一律にNoを出すようなことにならないだろうか。そんな心配をしてしまった年初でした。


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来月のお知らせを。4月21日から5月3日まで、京都の桂にある雑貨店おやつさんで、小さな個展をすることになりました。

『読んで作って遊ぶ 本と紙』という企画の展示が2017年4月21日(金)〜5月17日(水)の日程で行われます。その前半である4月21日(金)〜5月3日(水)に作品を展示させていただきます。もちろん絵本の販売も!後半5月5日(金)〜5月17日(水)はイラストレーターの石田敦子さんが担当されます。

詳しい情報は下記の通りです。

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『読んで作って遊ぶ 本と紙』


<絵本作家 中川洋典の小さな個展「えかきむしがやってきた!」>

期間:4月21日(金)〜5月3日(水)

営業時間:11:00~18:00/金曜日のみ ~20:00

期間中定休日:4月27日

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期間中のイベント

4月22日(土)18:30〜20:30

「本制作の内緒話」〜普段は聞けないあんなことこんなこと〜

中川洋典と雑貨店おやつ トノイケミキ

交流会と飲物付(要予約)¥2,000



雑貨店おやつ 京都市西京区桂野里町10-9

TEL 075-204-6023


阪急桂駅東口出て左。

喫茶zookoの前を通って線路沿いを北へ2分。

ハウスコムを通りすぎ、リアルホーム横の道を曲がる。

駅からの所要時間は3分です。

http://www.o-ya-tsu.com/

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おやつさんの店主トノイケミキさんとは以前からの付き合いで、確か20年前ぐらいからです。彼女が雑貨屋さんを始めてもう15年ほどになるはずですが、いつか一緒に何かをできたらいいなと思っていました。今回声をかけていただき「小さな」個展が実現してうれしい限りです。面白い展示ができるように、今からあれこれ夢想してみます(笑)。ひと月ほど後になるので、気候も今よりは穏やかになると思います。是非いらして下さい。どうぞよろしくお願いいたします。   



























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先月友人が我が家へ遊びに来てくれました。この3月に大学を卒業し、住み慣れた関西を離れ、新たなる社会人として泳ぎ出してゆく若い人です(以後Mさん)。Mさんと会うのは久しぶりだったので、お昼過ぎから夜9時過ぎまで、実にたくさんのことを話しました。旅のこと、大学生活のこと、就職活動のこと、将来のこと。他にももっとあったはずですが、楽しい時間が過ぎてゆく中で、頭の中からきれいに消えてしまったこともあるみたいです(笑)。


私はMさんを子どもの頃から知っているのですが、22歳になられた今、大きく変わったと思うことは案外少ないです。むしろ初めて会ったときに、Mさんは充分に成人だと思えました。会話の中で、言わんとするところを明確に伝えられる力は、そこらの大人よりもずっと優れていました。子どもにありがちな突発的衝動的な行動を目にしたことがあまりなかった。(意識的に押さえていた節はあったものの。)そんな人が、本当に大人になった姿を目にした一日でした。


Mさんには、4月から働く職場での理想があり、理想の裏付けになる体験や哲学がありました。教えてもらって、なるほどと感じました。周囲の人から受けた影響や自分が生きた環境など、全てのキャリアを一切無駄にしていないことがわかる。落ち着いた口調に意志が宿っている。そして話しを聞いて感じました。「ああ、この人は、いよいよ船出をするんだな。新しい船に乗るんだ」と。何かしら、旅に出る前の熱情のようなものを感じたのです。


おそらく自分の思うようにならないことは多いだろう。心が折れるどころでない衝撃がやってきたときは、うまく避けられるといいな。現実と理想の乖離をどう埋め合わせするだろうか。多種多様な人に巡り会うことは間違いないだろう。来月から始まるMさんを巡る冒険は、どんな形、色、模様を描くのだろう。今度会うとき、Mさんはどんな大人になっているのだろう。そのとき私は何を言ってあげられるだろうか。

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