603 <キャンバス回帰>
キャンバスはなんといってもあの画布の弾力に魅力を感じます。紙や木の板に描くのとは全く違うボヨ〜ンとした触感は、まるで筆がくすぐったがるかのような柔らかさがあります。さっそく描いてみたのですが、何とも新鮮で気持ちがいい!長い間使っていなかっただけに、筆を通した感触の記憶を辿っています。何枚か描けばそのうち蘇ってくれるはずなんですが。
私は今のところアクリル絵の具を使用していますが、キャンバスは紙と違って、失敗しても上から地塗り剤を塗り直して再度使うことが可能です。これが油絵となると更に描き直しが自在に行えます。木枠で加工されているため、失敗したといっておいそれと捨てるわけにもいきませんが、紙のように何度も筆を重ねるうちにヨレたり、傷んだりすることはまずありません。
何故急にキャンバスに身体が向いたのだろう。描く絵よりもそちらの方が大事な気がします。
それがわかったら、またこの日記に書きたいと思っています。