724 <嫌な夢>

嫌な夢を見ているようです。例の集団的自衛権行使の閣議決定のことです。私は集団的自衛権の行使、この度の日本政府の決議、執行のやり方に反対、抗議します。

最後の良心を期待された公明党も、結局党内分裂したまま寄り切られ、戦後の平和路線は一握りの好戦派の政治家によって、あらぬ方向へ舵を切ることとなりました。この愚行が国民の総意で選ばれた政権政党の内閣によるものだから、という発言をあちこちで目や耳にしましたが、私は投票者としてそんな物言いには到底容認できないです。私は選挙で彼らに一票も投じていないのです。何の支持もしていません。戦争への道を走る政権を大多数が選んだのであれば、まずは選ばれた議員諸君が前線へ向かい、その次に選んだその大多数の有権者が後方支援をして責任を取りなさいといいたい。

民意をどこかへ置き去りにした政治など、今日まで嫌ほど見せられてきましたが、今回の独裁は罪の重さが違うと感じます。閣議決定への反対派は一様に議論が足りないといいますが、得心のゆく議論など私は聞いた試しがありません。昇給だけは確保され居眠りばかりしている議員たちにとって、聞くに足る議論とは何なのか。やっていること、言っていることは、毎度毎度同じ事の繰り返しではないのでしょうか。彼らが望む議論とは、単に時間稼ぎに見えて仕方がありません。彼らの心の内にはきっとこんな思惑があるのでしょう。「政治への関心がお粗末なくらいに低い国民を相手に、議論など何の必要性もない。いざとなったら強行採決で民主主義はまかり通る。密室政治だけが国家だ」と。

そして思うのです。この国の自衛は、おそらく安倍総理が考えているような愛国力には決して基づかないだろう。国家、国民を守るため、命を投げ打って戦場へ向かう兵士たち。21世紀の今、そんな国軍が本当に日本にあると思っているのでしょうか。この先作ってゆけると思っているのでしょうか。今回の閣議決定を司った政治家たちが、どこまで国の将来を真摯に考えているのか、心底疑わしいのです。日米同盟の名の下に、莫大な資金を騙し取られ、挙げ句突きつけられたのは米軍の防衛優先順位外とは呆れてものも言えません。アメリカ政府の既得権に対する執拗さは病的であり、その脅しに怯え続ける日本の歴代内閣の無能さもまた、伝染病なのです。

今回の閣議決定が下った同じ7月1日に、沖縄県の辺野古で米軍滑走路の移転工事が着手されました。
嫌な夢はいったいどこまで続くのですか?

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by ekakimushi | 2014-07-09 13:40 | 野次争論 | Trackback | Comments(3)
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Commented by おに山田 at 2014-07-09 21:46 x
ご無沙汰しています。
なぜ集団的自衛権が行使容認の閣議決定が
すぐ戦争につながるんですか?
法的な観点からあまりにも決定が強引である、という話はききますしその説明には納得できます。
ただ集団的自衛権=戦争しようとしている、というのは
あまりにも妄想主義的ではないですか。
安倍首相はソフトな印象にみせているだけ、実は戦争しようとしている、という方もいます。
でもなぜ集団的自衛権行使容認が=戦争なんでしようか。
自衛権に集団も個別もなく、自衛権をもっているというのは
すでに軍事力だと思うんですがどうでしょうか?
Commented by ekakimushi at 2014-07-10 13:12
まいどどうも。
いい質問をありがとうございます。

山田君の仰る通り、憲法の解釈を変えるだけで、明日にでも戦争が始まるわけではありません。政権への信頼の高い人の目線からすれば、少々ヒステリックな反応に見えるかもしれないですね。

ただ今回の解釈変更は、明らかに自衛から共闘にスタンスを変えています。そもそも改憲が米国政府の圧力である経緯を考えれば、憲法解釈のねじ曲げは安倍政権本意では曲げ止まらないというのが、反対派の真意ではないでしょうか。集団的自衛権行使を容認していたら、その割れ目が行き着く先は外圧による武力参戦が明らかだという判断です。

日本は日米同盟というお金で防衛を買っていたわけです。しかし今の時代はどこの国軍でも命の使い捨てには消極的です。2003年のイラク派遣の折に、当時の米国ブッシュ政権に「共に血を流す軍隊に変われ」と恫喝された自衛隊を、米国政府への貢ぎ物使用に見立てるには、どうしても急いで閣議決定する必要があったのでしょう。防衛省は反対していたにもかかわらず、外務省主導で事が運んだ事実が全てを明らかにしています。
Commented by ekakimushi at 2014-07-10 13:12
今回の一件は、現段階では、戦争まで先が見えないくらい遠いのか、すぐそこまで火薬の匂いがするのか、如何様にも取れると思います。ただ道筋がひとつ整ったことは確かです。