5〜6年に一回あるかないかの朝寝坊をしてしまった。疲れ?深いまどろみ?個展は非日常であってほしいというのが私の願いで、会期中はいつもの規則で生活が回っていない。何もかも個展中心で、他のことはちょっと横に置いて。そうでないと上手くできないタイプの人みたいだ、私は。それでおそらく体内時計が時差ボケを起こしているのだと思う。知らないうちに目覚ましを止めているなんて、普段はまずないことだから。
昨日もいろんな人が来てくれた。待っているだけで向こうからお客さんが来てくれるなんて、まるでユニクロの新店舗開店みたいだ(笑)。絵本作家、児童文学作家、イラストレーター、ギャラリー関係の方、子ども画塾主催の人等、絵にまつわるお客さんが次々と。東京から来て下さった編集者さんには、恐縮の限りで頭が下がります。日々狭い海で泳いでいるつもりなのに、こんな機会があると、多様な関係が自分の周辺に築かれていることに気がつく。本当にありがたいことだと思う。
夜は大好きな造形作家の椿崎和生さんが、もの作りの本質を2時間!熱く語ってくださった。五島列島の訛りの効いた言葉で、決して押し付けがましくなく、私の拙い絵に塩っ辛い分析をして下さった。全部が全部身に憶えのあることばかりで、ワインの酔いも消えてしまうぐらいの、最高の活きた授業だった。
個展とは、現場で現物を見て現実を知る空間なんだ!
さあ、今日はイベントの日。皆さん、本日もお待ちしておりますよ。