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779 <睡眠の重要性>*

現代人は睡眠を軽視していると、近世人の私は思います。眠りたいけれど、他のことに時間を奪われて眠る時間がない。眠っているのつもりなのに、明かりや音など、外部から邪魔によって睡眠が阻害されている。ストレスや生活時間などで睡眠の質が良くない。睡眠はこんな理由で勝手気ままに操作されっぱなしです。しかもなぜかいつも優先順位が後方に来る。睡眠がその人にとって最重要課題である時は、その人の健康状態がかなり悪化している場合だと思う。ここまで酷くなったら、睡眠を優先させるのも仕方ない。こんな感じでね。


眠るぐらいだったら、他にやりたいこと、やらねばならないことがたくさんある。それが現代人。便利さと効率第一主義で最大の収穫を得たいから、生産性の無い睡眠は最小限でO.K.。それが現代人。私はそこまでは割り切れないです。眠気に堪えて何かをしようという根性がない。眠ければ寝るのが一番。欲望を押さえ込んで何かを成し遂げるのは立派なことかもしれませんが、睡眠を削りに削って何事かに従事することに、どんな意味があるのだろうと考えてしまう。睡眠をこぼしながら生きてゆくことには、どうしても賛成できないのですわ。


昔プロ野球の広島カープに、ホプキンスという米国人選手がいました。1975年のカープ初優勝時のメンバーです。この人はそれほど眠らなくても普通に生活ができた人で、ナイターの試合が終った後、ホテルで医学の勉強を朝までやっていたという話しです。選手時代は本当に一日2〜3時間程度しか寝ていなかったとか。今はアメリカで病院を開業し、自らも整形外科医として活躍しているそうです。現代社会の睡眠時間と生産活動の理想的な調和は、ホプキンス元内野手なんだろうか?彼のような特別な睡眠体質を、この社会は目指してはいないだろうか?


睡眠は非生産的であり、眠っている間に人は何も生み出さないという考えが蔓延していると私は思います。深夜遅くまで勉強をして、いかにも寝不足ですという顔で登校することが、学生の本分を全うしているように見えてしまう。睡眠不足と戦い、朝の満員電車で通勤する会社員、彼の疲労はとてもわかりやすい。睡眠は犠牲になるべきであって、エネルギーの回復行為としての睡眠はコンパクトに効率よく摂取すべき。こんな類いの誤見が意識の奥底に沈んでいると思うのです。でなければ、多くの人があれほど睡眠を軽んじたりはしないだろう。


先日身体が疲れを申し出たので、22時ぐらいに床に入って朝6時まで熟睡しました。とろけるような眠り入りと、寒い朝の鮮やかな目覚めを味わいました。深夜0時以前の眠りは、0時以後の眠りの倍ほど濃いと思いました。「眠りをケチったら、ケチ臭い大人になってしまうよなあ」ふとんの中で私の口を借りて、睡眠が発した言葉です。


もうひとつ。寝不足だと、絵を描く気がしない!これが結論(笑)。


(*日記No.0139 2010年2月6掲載のリメイクです。)

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by ekakimushi | 2015-01-26 22:31 | 絵のこと | Trackback | Comments(0)
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