852 <だから走るんだ(1/4)>

たまには宣伝を、ということで、11月19日(金)に新刊絵本が発売になりました!
『だから走るんだ』というタイトルで、あかね書房さんより¥1,404(税込み)にて発売中です。どうぞよろしくお願いいたします。といっても何の情報もなしというわけにもいかないので、今回から4回連続で、得意の新刊絵本についての作者ならではの紹介をさせてただきます。
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まずは絵本の内容をグッと凝縮して伝えてくれるあかね書房さんのH.P.の紹介文から。
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ぼくが住んでいる島では、毎年秋になるとマラソンレースがある。今年は兄ちゃんもはじめて参加するし、ぼくは学校新聞の取材をすることになった。レースの日、島はマラソン一色だ。ランナーたちは海沿いの町を走る。ヘトヘトになりながらも、前に進もうとする。どうしてそうまでして走るんだろう…。主人公は、取材をしていくうちにマラソンのすごさを感じ、兄のゴールに涙する。少年の目を通してマラソンの魅力について考える絵本。
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私がフルマラソンを初めて走ったのは4年前のこと。レースを目指して走るようになったのは、そこから更に4年前のこと。確か47歳だったと記憶しています。最初は10kmのレースに出るために練習をし始めたのですが、一回目の練習では1.5kmほどでフラフラになったものです。飽きっぽい性格の私に向いていたのかどうかは今もわかりませんが、その後不思議と走る習慣が生活に根付いて、走れる距離が徐々に伸びてゆきました。

初めてのレース(10km)は沖縄県の久米島で開催された久米島マラソンでした。それから4年連続で通いました。レースの種目も10kmからハーフマラソン、そしてフルマラソンへと変遷をしてきました。その全てを久米島で走ったわけですが、この島を走ることでしか得られない高揚感や空気感があって、それが私をとらえて離しませんでした。便利で物量に恵まれた都会型のメガレースにはない、わざわざ離島へ渡ってまでして走る気持ちを誰かに伝えたい、そんな思いがある夜に心の中にぽっと灯ったのを憶えています。

それから随分時間が経って、幸いなことにこの企画をあかね書房さんの編集者Eさんに受け取っていただき、一冊の絵本となりました。走る気なんか全然なかった私が、友人の誘いで走るようになり、行ったこともなかった久米島に、すっかり魅せられて恋をしてしまい、個展でEさんとほんの1~2分間の立ち話があって、それが本当に現実になって、目を開けたら望んだ絵本が手のひらの上にあるのです。
私はなんて幸せ者なんだろう!

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by ekakimushi | 2015-11-23 17:59 | 絵のこと | Trackback | Comments(0)
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