870 <近所を散歩した気分ではがきを一通>

パソコンを買ってネット上で発信受信をするようになって、もう十数年になります。SNSなる広場に接触するようになってからでも、もう何年も経ちます。情報量の多さや速さにうんざりすることもありますが、大いに恩恵に預かっているとも考えます。少なくとも今の私の生活のほぼ中心に、ネット社会があるといっても大袈裟ではないと思います。

それがわかっていながら、なぜアナログ的な発信や受信が必要なのだろう。受信はともかく、発信する際にふと首を傾げることもあります。端的なのがはがきです。昨年は100通弱のはがきを投函しました。(あ、年賀状とか個展のD.M.とかは入っていませんよ。)わざわざ書くほどのこともないのに書いている。真に用がある場合は、おそらくメールでコンタクトしているはずです。それが私の常です。

はがきは手間がかかるわ、届くのが遅いわ、代金はかかるわ、良いことがあまりありません。そんな行為を敢えてする理由は、好きだからです。はがきを書いて差し出すことが、某かの肩凝りのようなものを取り払ってくれるからです。自分の文字が乗っかった紙は、微かに熱を帯びています。私の痕跡が残っています。それが手元を離れて誰かに渡ることで、私は深く息を吐くように感じられるのです。

オフィシャルな書式とは遠く離れた体裁です。受け取った人がどう思うのかもさほど考慮されていません。書いてある内容は、ちょっとしたことです。朝書く事もあれば、夕刻に書く事もあります。ちゃちゃっとメールや携帯電話で済むことが、はがきで回りクドく伝わるのです。あまり人がやりたがらない、アナログ的な方法なのが格好いい。今日も書きましたよ。近所を散歩した気分ではがきを一通。

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by ekakimushi | 2016-01-20 14:02 | 絵のこと | Trackback | Comments(0)
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