883 <空走…第36回篠山ABCマラソン>

今回でフルマラソンは10回目。その内篠山ABCマラソンは今回を含めて5回。実に半分は篠山で走っているフルマラソンキャリアです。昨日は気温が上がって、篠山のレースとしては異例の18℃。これまで4回走って、一番低いときで3℃、高くても10℃未満だったので、生暖かい温度には相当に面食らいました。それだけが理由ではないにしろ、タイムは4時間38分8秒とさっぱりで、順位もほとんど後ろの方でした。それにしても篠山は何かある。まさか直前になってこんなに気温が上がるなんて、誰が想像できたでしょう。

真冬の5〜6℃での走りに慣れている身体には、18℃は異様に感じられた。スタートして、普通は3kmほどで身体が温まるのだが、昨日は1kmも走ると首の後ろにタラリと冷たい汗が伝わった。これはきついレースになるぞ。加えてレース二日前の練習で、ただならぬ調子の悪さを感じていたので、それが本番に繋がる予感は大いにあった。どうも数年前に痛めた股間がおかしい。ずっと治まっていたのだが。決定打は体重。狙っていた線よりも1.5kgはオーバーしている。一歩一歩が重い。アスファルトに足型がつくような錯覚がする。


それでも9kmほどまではペース自体は悪くなかった。例年篠山は必ずと言っていいぐらい雨が降るので、尿意に悩まされるのだが、今回は生温い気候もあって、トイレにもそんなに行かなくて済むだろう。最初の異変は14kmあたり。右足の膝後ろに張りが出てきた。この距離で違和感が出る箇所ではないのに。やはり暑さだろうか。腕をまくって半袖にして走るが、大して変わりなし。16km付近で路上にゲストの有森祐子さんが。昨年はインフルエンザで病欠でしたね(笑)。今年は元気にハッパをかけてくれた。彼女が銅メダルを獲得したアトランタ五輪はもう20年前か。


21.1kmの中間地点でタイムは2時間1分8秒。体感としてはもっと速いかと思っていた。できればこのままのペース、リズムでレースを作りたかったが、それも25kmまで。右の股間がおかしくなってからは、途端にスピードが落ちた。給水がこんなに恋しいのも珍しい。もしやと思って、手の甲を舐めてみる。滅茶苦茶に塩っからい。これはいかん!まだ17kmも残して、こんなに塩を吹いているなんて。完全に気温とペースを見誤ったようだ。29kmで一旦止まって、屈伸開脚をする。痛いのなんのって。右足の太ももを吊り上げる筋が連鎖でイカれてきているみたいだ。


30.6kmの折り返し。3時間3分。順調に落ちてきているな。顆粒のアミノ酸を飲んで気合いを入れるが、向かい風に負けてなかなか前へ進まない。34kmあたりで、再び止まる。歩くのも痛い。困ったな、これは。ただでさえ後方の順位なのに、こんなことをしていたら回収車に拾われてしまう。とぼとぼ歩くなんて、篠山マラソンじゃないと思っていたのに。私にとって篠山は質実剛健なレースで、なまっちょろい走りだけはしたくなかったはずなのに。悔しいというより、諦めが先立っている。36.3kmの給水所で、突っ立ったままの自分に、叱咤をできる自分がいなかったなんて、なんて哀しい…。


その後は1km歩いて1km走っての繰り返し。ラストの1.5kmはさすがに気張ったが、人目もあってほとんど演技のようなものだった。それを見透かされているようで、とても恥ずかしかった。しかし演技でもしながら走る以外に、何ができたのだろうか。歩き込みの完走でゴールをして、それでも悔しさなんか全然湧いてこない状態なのに。気温、身体のバイオリズム、ペース配分のミスなど、こうなったのにはいろんな原因が考えられる。一番大きいのは、篠山マラソンやコースに慣れてしまったことではないだろうか。私にとって、篠山マラソンは緊張しないレースになっていたのかもしれない。まだ5年前の走り始めの頃は、篠山は神聖な領域のレースだったはずなのに。


2月の走り込みでは、万全ではないにしろ、それなりにできた手応えがありました。30km走もこなせたし、悪くない感覚でした。たぶんレース2週間前のそのあたりが、調子のピークに来ていたのかもしれません。汗の多さも、暑さのせいだけではなかったかもしれません。私にとっての篠山マラソンは、今回をもって一旦終了にします。将来に新鮮な気持ちで戻って来られることを願って。


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by ekakimushi | 2016-03-07 18:24 | スポルト日記 | Trackback | Comments(0)
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