888 <えかきむし蔵出し画像その8>
適当に、
絵に関係なく、
思いついたままに、
描きながら、
着地しているかどうかを気にして、
ニール・ヤングの曲名みたいに、
絵を逆さに見て、
ときにシュールレアリズムを想い出し、
自分らしくないように、
似たような言葉を使っても気にせず、
唸って、
見えたまま、
二十代の記憶のように、
貴方にどう思われるかに捕われて、
トイレに座りつつ、
左手でペンを遊ばせ、
気がつけば、
浮遊するミジンコの視点に合わせ、
ストーリーを忍ばせ、
シニカルな役者然と、
眠くてたまらないときも、
時間に追われて、
悪気ももたずに嘘をつく大人がやるように、
毅然と、
ため息まじりに、タイトルを付ける。
なんて楽しいんだろう!
「指で直に絵を描く/指で直にご飯を食べる/指で直にお尻の穴を拭く」
「六甲の坂道」
「軽くポケット」
「7コマ殺人事件」
「きみはゆうべこんな夢をみただろう?」
「きみ、それベースとちゃうで」
「泣く鳥夜鳴き鳥」
「仲間外れに遭うということは」
「経路」
「位相1を作る皮」
「コトリがやってきた」
「イソギンチャクが感電しているところ」
「地底探検と三悪人」
「ハーモニーその2」
「Love Window」