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920 <『あつくて あつくて』1/3>

たまには宣伝を。
この7月13日に、新刊絵本『あつくて あつくて』が解放出版社から出ました。そこで発売を記念して三回連続で新刊絵本特集を組みたいと思っております。『あつくて あつくて』は文をほんまわかさんが、絵を私が担当しました。私にとっては、2009年の『おこのみやき』以来実に6年半振りの共作絵本。ということは、絵本に関してこの6年半の間は、ずっと一人でやっていたわけか…う~ん、そういえば確かにそうだ。しかし共作・単独作の意識は大してなかったです。それより、何を描いているのかがもっと切実だったりして。

『あつくて あつくて』は、ただでさえ蒸し暑いこの季節に、猛暑気分を何倍も増長させるナンセンス絵本です。最初にほんまさんのテキストを読んだ時「この作品、本当にやるのか?」と私は一瞬考えたほどです。ほんまさんとは5年ほど前に、三重県の津市であった絵本原画展<とびだせ!みえの絵本作家たち展>でご一緒させてもらい、その縁で今回のお話の作画要請をいただきました。彼女は猫好き絵本好きの女性ながら、ちょっとぶっ飛んだ面もあって(笑)、今回はそのぶっ飛びサイドが着想によく表れています。少なくとも、私が自分でこのストーリーを思いつくことは、まずないです。その意味では、上手い具合に役割分担ができた共作絵本になったと言えます。

暑いときには熱いお茶!の言葉もあります。『あつくて あつくて』を読み終えれば、汗をかいたあなたの元に、涼しい風が通り抜けてゆくこと受け合いです。どうぞよろしくお願いいたします♪


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by ekakimushi | 2016-07-17 20:17 | 絵のこと | Trackback | Comments(0)