939 <えかきむし蔵出し画像その18>

先日映画館で、1954年の名作『七人の侍』と、ただいま大ヒット中の『君の名は』を連続して見てきました。決して食い合わせがよい二本立てとは思っていませんでしたが、見逃して後で後悔するよりもと考えて出かけました。率直な感想をいうと、前者のエネルギッシュで迫力ある画面の影響で、後者がすっかり霞んでしまい、随分もったいないことをしたなと感じました。

『七人の侍』の上映時間は207分、中休み5分を入れると、212分とかなりの長尺もの。その枠内で、人間や身分の悲哀を深く滲ませた怒濤の大活劇が、これでもかこれでもかと繰り広げられるのに対して、後者は21世紀のアニメーション最前線の粋を集めたような作風で、若い男女の魂の入れ替わり現象を軽やかに描いています。十代〜二十代の生活や風俗を散りばめた画面は、丁寧で美しく華やかです。上映時間は107分と、『七人の侍』の約半分。

娯楽産業としての映画界全体の活気が上り調子だった時期に、実写活劇の決定版として世に出た作品と、現代の若者の心情を繊細な光の表現と風景描写をコツコツ描いた超絶なアニメーション。考えてみれば、両作の間には70年ほどの時間が居座っています。この二作を私は、わずか20分足らずの間を置いて体験したわけです。ちょっと無謀だったかな。三回目の『七人の侍』に対して、初見の『君の名は』という差もあったかもしれない。二度目を見に行ってみようという気が少ししています。


「ひこうき雲」 

                       
「影は踊る」 

        
「蜂がブンブン」 

        
「うしろ髪」

                 
「遺恨・憎悪・嫉妬・逆恨み」

 
「吉野の峰」

                   
「9人の大人と5人の子ども」
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「水族館のようなパレット」


「杯」

「ため息の粒」


「位相5を作る皮」



                
「沼は白濁する」

「像」

「雲のながれ(右)」

「大きなひと休み」
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by ekakimushi | 2016-10-11 13:08 | 絵のこと | Trackback | Comments(0)
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