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974 <いつも通りにやっているのに間に合わない>

昨年の5月に豊中のスペース草さんで『ALL OR NOTHING』という個展をやりました。いつも作業に入る前にウォーミングアップのつもりで、A5サイズの紙に思いついた絵を描いているのですが、それがたくさん溜まったのでいっぺんに展示をしたという内容のものでした。個展が終わってからも、概ね朝一番にこの手のを描いているのですが、最近一ヶ月ほどはストップ状態です。というのもウォーミングアップが必要だと感じないからです。


朝6時に目覚ましが鳴って飛び起きたら、トイレ〜洗面所〜新聞受け〜台所と居場所を移して、徐々に目が醒めてきます。その頃になるともう自然と絵が描けるぐらいに、身体が私を待機しています。これだけを読んだら「おおっ、やるな、おぬし!」となるのですが、本当のところはちょっと違っていて。今作業中の原画が当初の予定よりも遅れていて、担当の方にお願いして締め切りを延期してもらいました。実はこういうケースは初めてです。


絵に関しては(←ココ、大事です…笑)、私はある程度思った通りの時間に作業をアップすることができるタイプだと自覚しています。なので今までどれだけエグい日程でも、納期を大幅にオーバーしたことはなかったのですが、今回はどういうわけか一週間単位でのズレが細かく積み重なって、結果大幅に遅れることになってしまいました。発刊まで日程の余裕があるので、担当者の方からは了解のサインが出たのですが、生理的に腑に落ちないです。


いつも通りにやっているのに間に合わないというのは、それはそれは気味の悪いものです。原因は幾つか考えられますが、(手が遅くなったのか、もしくは時間が間引きされたのか。どちらもあると思いますが、)もしかしたら今回のようなケースが、この先通常化することも考えられます。例えばこれまで一ヶ月かかっていたものが二ヶ月を必要とするもしれない。本心としては、現状の自分のやりよいペースを活かして絵を描きたいと思うのですが、仕事の相手先さんの理解と寛容がまずは必要ですよね(笑)。

 
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by ekakimushi | 2017-03-03 14:52 | 絵のこと | Trackback | Comments(0)