988 <えかきむし蔵出し画像その25>
もどかしさを最も感じる瞬間はいつだろう。これは人によって、大いに違ってくるでしょうね。私の場合は、絵が脳内にやんわり灯ったときかもしれません。「そうそう、これこれ!これを描きたいのだよ」と思うのは本当に一瞬なのですが、現実に視覚化された作品として手に取れるようになるまでには時間がかかります。思いついてから現物になるまでの距離を、ひとりコツコツ手を動かしながら走ってゆかなければならない。それがなんとももどかしい!浮かんだイメージがそのまま瞬時に作品化されたなら、どんなに楽でしょうか。鮮度も高そうで、結構いいものが生みだされるような気がします。デジタルツールが進歩して止まない21世紀だから、もしかしたら生きている間に、ちょっとした取っ掛かりぐらいはあるかもしれません。そのときが来るまで、技術の進歩に期待しながら、ぽつりぽつり走りますか(笑)。
「しあわせに暮らした土地」
「感じる下敷4」
「スィート・ポテト」
「1981年の大阪西成鶴見橋商店街」
「箱庭が崩れた」
「虫日和」
「光ある回廊」
「ロジェ似」
「服を脱ぎ散らかしてはいけない」
「肉光る」
「隠れ蓑がもつ絶大なる力」
「偏屈者」
「フクニワ」
「性的の瀧」
「みんぱくのエントランスにどうぞ」