絵を描くことには終わりはないが、作品そのものには完成という終点がある。ひとつひとつの作品において、絵筆が紙から離れる瞬間を見極めないと、それはそれは痛い目に遭う。(何度も遭った!)失敗して思ったのは、デジタル作画の有効性だ。データが残っているから、失敗してもある時点へ容易に戻れる。そこからやり直せばいいのだ。そう考えてデジタルの世界へ踏み込もうと思うのだが、いまだ実現していない。何が私を引き止めるのか。「絵はやっぱり手描きですよ」そうかな。「手描きの味はデジタルでは出せないですね」本当に?「デジタルイラストはデータが残って使い勝手がいい分、扱いがどうしても軽くなるわ」手描きの絵でも扱いがエラく軽い時もあるし。などといろいろ巡らせながら、絵は相変わらず私の元にやって来るわけです。
蔵出し画像39回目、ご覧あれ。
「嬉しいにつけ悲しいにつけ 彼は海にやってくる」
「焼きすぎ目玉」
「遊ぶ時間は無限にあった方がいい」
「真夜中の水槽」
「夫婦がバギーを走らせた入り江」
「今宵は夏祭り」
「水に浮かぶクラゲ」
「Let's down to the waterline」
「仁川の帰り道」
「花壇」
「雨の中を走るのはたいへんだ」
「鞄が旅をする」
「引火帝国」
「桜満開吉野の里」
「ツンドラをゆく」
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