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1152 <絵本カフェholoholoさんの閉店>

大阪なんばにある絵本カフェholoholoさんが、この7月いっぱいでお店を閉じられます。絵本好きの人、喫茶好きの人、スウィーツ好きの人、ライブ好きの人、何よりholoholo好きの人にとってはなかなか堪える月末です。公式サイトにその旨を掲載されていますので、初めて知ったという人は確認してみてください。ガセネタではありませんから(笑)。

私も喪失感を感じます。初めてholoholoさんへ行ったのは2010年9月でした。2009年末に『おこのみやき』(文・ひぐちともこ 絵・中川洋典 解放出版社)という絵本が出版され、大阪市や吹田市の本屋さんで巡回形式の原画展がありました。その中の一つがholoholoさんでした。確か、出版社の編集者さんがお店の方と知り合いだったような、、、。まあ、そんな仕事絡みの?理由で訪れた場所だったのです。

お店で店長さんやスタッフの方々とお会いしたとき、このお店は続くと直感しました。店内での接客や調理といった働く姿が凛としていました。私が大っ嫌いな、客とのダラダラした馴れ合い営業が全くない店だったのです。そのことがとても素敵だった。原画展がきっかけだったとしても、遅かれ早かれ私はholoholoさんへ吸い寄せられていたと思います。マナーの行き届いた細やかな接客と美味しい食事は、とても魅力的でしたから。特にオムライスは一押し!私にとっては、絵本カフェというよりオムライスカフェだったかも(笑)。

holoholoさんで印象深いのは、何といってもワークショップをさせてもらったことです。(調べてみたら計6回も!)お店のスタッフの皆さんが肩のこらない雰囲気を作ってくださったおかげで、やる側にとっては居心地のいい作業場のノリで取り組めました。特に旗作りのイベントはその時期の自分の出版物販売と合わせて、隔年行事として私の中に組み込まれていました。出来上がった旗はお店の天井から吊り下げてもらい、2年間holoholoさんの店内を賑やかにざわつかせてくれました。いい想い出です。

個展をやれば足繁く通ってくださり、絵本が出れば買っていただく、ふらっとお店へ寄れば、最高の笑顔で迎えてもらえる、なんば方面に足を向けて寝れないぐらい私はholoholoさんのお世話になっていたのです。絵本カフェholoholoさんが11年間に渡って愛されてきた理由がそこにあります。効率優先・合理主義・拝金思想が跋扈する今の世の中で、作法や風紀の乱れに一切染まらず、人間的家族的な温もりのある実直な姿勢を貫いた。だから失うとわかって、こんなにありがたみを実感するのでしょう。このお店と出逢って、私は絵本を描いていて本当によかったなと思いました。


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by ekakimushi | 2019-07-24 20:37 | 絵のこと | Trackback | Comments(0)
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