人気ブログランキング |

カテゴリ:私のお気に入り( 52 )

ただいま東京のポレポレ座なる場所で個展『アキノイサム絵画展2011』を開催中の秋野亥左牟さん。見に行きたい。なんでも『プンク マインチャ』が描かれた頃の、つまり1968〜9年頃の巻物まで展示されてあるそうな。ううっ、見たい!秋野さんの絵はいつもこんな感じで待ったなしの気分にさせられます。あの魅力に接した人ならわかるでしょうね。かくいう私も亥左牟さんをアイドルと言ってはばかりません。もう好きで好きで…


亥左牟さんの絵本の中でも今なお燦然と輝くのが『プンク マインチャ』です。ネパール民話を大塚勇三さんが再話され、亥左牟さんが絵をつけられました。初出が1968年なので、もう40年以上前に作られた作品ですが、1969年第二回世界絵本原画展金碑受賞という肩書きがほとんど意味を持たないぐらいに、とてつもないとんでもない絵本です。こんな絵本に出会ってしまって、私は本当に幸福だったのだろうかと、時々自問することがあります。


私が『プンク マインチャ』を手に入れたのは1992年だったと思う。版元の福音館によって長い間の重版中止を経て新版発行された直後だったはずです。あれからもう随分時間が経ったけれども、初めて見たときの驚きをはっきりと憶えています。こんな絵本があるのだという驚き。その絵の斬新さに対する驚き。文章を含めて、こんな世界があったのだという驚き。そして写真で見た秋野亥左牟という画家の佇まいへの驚き。それらが憧れに変わるのに、そう時間はかからなかったのです。

f0201561_8335697.jpg

映画っていいですよね。それも映画館で観る映画。テレビ番組やDVDの映画を家で観るのも悪くはないですが、映画館で観る映画には到底かなわないと思います。映画を観る為に、家を出て、映画館へ足を運ぶ。大きな画面に向かって、大勢のお客さんと一緒に一喜一憂する。おもしろくても、つまらなかっても、映画館を出る時に、私はその作品を体験したと思える。これが大事なのです。家の中でDVDを観ても、同じような体験感覚にはなれない。なぜなら大切な「場」を通過していないからです。上映する暗い箱へわざわざ出向いて映像を観ていないからです。


他にもモニター画面はそれ自体が光源となって光が向かってくるのに対し、映画では背後から来る光を受けた反射画像を見ているという違いも大きいでしょうし、もちろん画面のサイズも違えば音響技術の違いもありましょう。全て映画館での上映鑑賞体験と、日常のテレビ前との差です。私はテレビで放映されている番組としての映画ではなくて、映画館で上映されている映画作品を観るのが好きです。それがわたしのいうお気に入りの映画です。シネコンが大流行りのご時世ですが、昨年<第一回午前十時の映画祭>なる名画オンパレードの上映企画がありました。それが好評だったようで、今年も引き続き行われるそうです。今回は第一回目の50本に第二回目の50本を追加して計100本!一部もう上映が終っているのもありますが、そのラインナップたるやオールドファンには垂涎ものです。


明日に向かって撃て!
【 出演 】 ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード
【 監督 】 ジョージ・ロイ・ヒル
「監督さん大好きも、役者がちょいとイモっぽくて…」


アパートの鍵貸します
【 出演 】 ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン
【 監督 】 ビリー・ワイルダー
「最高にして上品!三谷幸喜の原点。絶対観るぞ!」
f0201561_0145573.jpg

アマデウス
【 出演 】 F・マーレイ・エイブラハム、トム・ハルス
【 監督 】 ミロス・フォアマン
「公開時に二度観ました。それでいいか。パス。」


雨に唄えば
【 出演 】 ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー
【 監督 】 ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン
「劇場では一回観ただけ。ジーン・ケリーが監督もやってたんだ…」


アラビアのロレンス
【 出演 】 ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ
【 監督 】 デヴィッド・リーン
「最愛の監督の最高傑作!大スクリーンでこそ生きる映画。」
f0201561_016534.jpg

ある日どこかで
【 出演 】 クリストファー・リーヴ、ジェーン・シーモア
【 監督 】 ヤノット・シュワルツ
「観た記憶なし。どうしようかな。スーパーマンが出てるな。」


ウエスト・サイド物語
【 出演 】 ナタリー・ウッド、ジョージ・チャキリス
【 監督 】 ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス
「何度も観たけど、踊りのキレが素晴らしい。行くかな。」


裏窓
【 出演 】 ジェームズ・スチュワート、グレース・ケリー
【 監督 】 アルフレッド・ヒッチコック
「大学の卒業式の日に観た。小道具に物作りの心が籠っている。」


映画に愛をこめて アメリカの夜
【 出演 】 ジャクリーン・ビセット、ヴァレンチナ・コルテーゼ
【 監督 】 フランソワ・トリュフォー
「ジャクリーン・ビセット!いたよなあ、この人。どこへ行った?」


エデンの東
【 出演 】 ジェームズ・ディーン、ジュリー・ハリス
【 監督 】 エリア・カザン
「これはたぶん行かない。小説も読んだな。全然違っていた。」


お熱いのがお好き
【 出演 】 マリリン・モンロー、ジャック・レモン
【 監督 】 ビリー・ワイルダー
「ビリー・ワイルダー第二弾。コメディの粋が詰まっている。」


男と女
【 出演 】 アヌーク・エーメ、ジャン・ルイ・トランティニャン
【 監督 】 クロード・ルルーシュ
「絶対観る。生涯のベスト10に必ずランクインする佳作!」
f0201561_016408.jpg

カサブランカ
【 出演 】 ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン
【 監督 】 マイケル・カーティズ
「うわあ、久しぶりだ。古典の美意識に不気味な力を感じる。」


クレイマー、クレイマー
【 出演 】 ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ
【 監督 】 ロバート・ベントン
「これもロードショーで観たな。今回はパス。」


刑事ジョン・ブック/目撃者
【 出演 】 ハリソン・フォード、ケリー・マクギリス
【 監督 】 ピーター・ウィアー
「これは深いテーマで予想外に良かった。」


激突!
【 出演 】 デニス・ウィーヴァー
【 監督 】 スティーヴン・スピルバーグ
「劇場では観たことなし、テレビの印象強し。パス。」


ゴッドファーザー
【 出演 】 マーロン・ブランド、アル・パチーノ
【 監督 】 フランシス・F・コッポラ
「大好きな作品。初めて観たのは小学6年生だった。」


ショウほど素敵な商売はない
【 出演 】 マリリン・モンロー、エセル・マーマン
【 監督 】 ウォルター・ラング
「これねぇ、観たことないのよ。今回は行かねば!」


ショーシャンクの空に
【 出演 】 ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン
【 監督 】 フランク・ダラボン
「公開当時観たけどイマイチでした。パス。」


十二人の怒れる男
【 出演 】 ヘンリー・フォンダ
【 監督 】 シドニー・ルメット
「室内劇の大傑作。2度観たが、また観たい。」
f0201561_0172869.jpg

スタンド・バイ・ミー
【 出演 】 リヴァー・フェニックス、ウィル・ウィートン
【 監督 】 ロブ・ライナー
「ほう、これも、か。私は結構です。」


スティング
【 出演 】 ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード
【 監督 】 ジョージ・ロイ・ヒル
「明日撃ての面子ですが、こっちの方が数段良い。」


戦場にかける橋
【 出演 】 ウィリアム・ホールデン、アレック・ギネス
【 監督 】 デヴィッド・リーン
「もうタイトルだけで感涙。これぞ映画、これぞ娯楽!」


太陽がいっぱい
【 出演 】 アラン・ドロン、マリー・ラフォレ
【 監督 】 ルネ・クレマン
「マリー・ラフォレが可愛くて、好きになった記憶あり。」


第三の男
【 出演 】 ジョゼフ・コットン、オーソン・ウェルズ
【 監督 】 キャロル・リード
「もう何度観ただろう。意外と穴もあって(笑)」


大脱走
【 出演 】 スティーヴ・マックィーン
【 監督 】 ジョン・スタージェス
「テレビ上映多し。おおだっそうと呼んで馬鹿にした。」


チャップリンの独裁者
【 出演 】 チャールズ・チャップリン
【 監督 】 チャールズ・チャップリン
「チャップリンものでは5番手くらいか。見送ります。」


追憶
【 出演 】 ロバート・レッドフォード、バーブラ・ストライサンド
【 監督 】 シドニー・ポラック
「ポラックは好きな監督なのですが、これはパスします。」


鉄道員
【 出演 】 ピエトロ・ジェルミ、ルイザ・デラ・ノーチェ
【 監督 】 ピエトロ・ジェルミ
「テーマ曲が有名もまだ観たことなし。どうしようか?」


天井桟敷の人々
【 出演 】 アルレッティ、ジャン=ルイ・バロー
【 監督 】 マルセル・カルネ
「古典中の古典。全映画ファン必見!上映時間長いよ〜」


眺めのいい部屋
【 出演 】 ヘレナ・ボナム・カーター、マギー・スミス
【 監督 】 ジェームズ・アイヴォリー
「この頃はアイヴォリーも秀作を連発してたな。パス。」


2001年宇宙の旅
【 出演 】 ケア・デュリア
【 監督 】 スタンリー・キューブリック
「何度観てもまた観たい。道具についての映画だと思う。」


ニュー・シネマ・パラダイス
【 出演 】 フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン
【 監督 】 ジュゼッペ・トルナトーレ
「泣き映画。モリコーネ・メロディ満載。でも観過ぎたかな。」


バベットの晩餐会
【 出演 】 ステファーヌ・オードラン
【 監督 】 ガブリエル・アクセル
「おおっつ、これもやるのか。重厚で大好きな作品。」
f0201561_018862.jpg

薔薇の名前
【 出演 】 ショーン・コネリー、クリスチャン・スレーター
【 監督 】 ジャン・ジャック・アノー
「名画ではない、妖画だと思う。美術がすごいがパス。」


パピヨン
【 出演 】 スティーヴ・マックィーン、ダスティン・ホフマン
【 監督 】 フランクリン・J・シャフナー
「初観は中二。長かったな。その後確か三回観たのでパス。」


羊たちの沈黙
【 出演 】 ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス
【 監督 】 ジョナサン・デミ
「この手の神経質な作品はどうも…好きになれなくて。」


昼下りの情事
【 出演 】 オードリー・ヘップバーン、ゲイリー・クーパー
【 監督 】 ビリー・ワイルダー
「恥ずかしいかな劇場で観たことなし。必見の一つ。」


フィールド・オブ・ドリームス
【 出演 】 ケヴィン・コスナー、エイミー・マディガン
【 監督 】 フィル・アルデン・ロビンソン
「いい映画だった。今となればアメリカの良心が見えてくる。」


フォロー・ミー
【 出演 】 ミア・ファロー、トポル
【 監督 】 キャロル・リード
「知らないですわ、この作品。どうしよう。」


ブリット
【 出演 】 スティーヴ・マックィーン、ジャクリーン・ビセット
【 監督 】 ピーター・イェーツ
「おおっ!監督はピーター・イェーツだったのか…」


ベン・ハー
【 出演 】 チャールトン・ヘストン、ジャック・ホーキンス
【 監督 】 ウィリアム・ワイラー
「大味ハリウッドが展開する歴史絵巻。行こうかな!」


北北西に進路を取れ
【 出演 】 ケイリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント
【 監督 】 アルフレッド・ヒッチコック
「ヒッチコック得意の巻き込まれもの。最高のスリルです!」
f0201561_0182773.jpg

ミクロの決死圏
【 出演 】 スティーヴン・ボイド、ラクエル・ウェルチ
【 監督 】 リチャード・フライシャー
「当時のアナログ技術の全てが盛り込まれています。」


ライトスタッフ
【 出演 】 サム・シェパード、エド・ハリス
【 監督 】 フィリップ・カウフマン
「ロードショーで観て寝たのを憶えている。今ならどうかな。」


ライムライト
【 出演 】 チャールズ・チャップリン、クレア・ブルーム
【 監督 】 チャールズ・チャップリン
「ちょいと寂しいチャップリン。物悲しいテーマ曲も好きだ。」


レインマン
【 出演 】 ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ
【 監督 】 バリー・レヴィンソン
「好きになれない名画。たぶん行かないと思う。」


ローマの休日
【 出演 】 オードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ペック
【 監督 】 ウィリアム・ワイラー
「オードリーのための映画、こういうの、いいねえ。」


ロミオとジュリエット
【 出演 】 オリヴィア・ハッセー、レナード・ホワイティング
【 監督 】 フランコ・ゼフィレッリ
「駄作。高一の時、映画館で観てそう思った。行かない。」


ワイルドバンチ
【 出演 】 ウィリアム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイン
【 監督 】 サム・ペキンパー
「渋い監督、渋いキャスト。はあ〜、今こういうのないもんな。」


ん?という作品もあるにはあるのですが、『アパートの鍵貸します』『アラビアのロレンス』『男と女』『十二人の怒れる男』『バベットの晩餐会』『北北西に進路を取れ』などは、映画名を目にしたら避けて通れない!続々公開される新しい作品もいいのですが、温故知新、ここはひとつ、古き良き洋画を温めますか。