カテゴリ:絵のこと( 823 )

昨日の図書館の会議室。私が住む街で活動されている、絵本の読み聞かせ団体やサークルの代表の方々が一堂に会し、語り発表し合うミーティングがありました。個性的な活動内容や、最近の問題点(特にスマホ依存のこと)など、リラックスした中にも熱さを感じる2時間でした。自分が21年間住んでいるところに、子どもと子どもの本に対して、かくも地道に活動されている人たちがいらっしゃるなんて、私、ついぞ知らなかった。歴史ある団体も多く、活動の継続性、後継者への受け渡し、参加者数の浮き沈みなどなどを教えてもらいました。絵本に携わる仕事をしていながら、何も知らない、(ほとんど)付き合いもないなんて、自分の生活視野の狭さに恥じ入るばかりでした。

そもそもこの企画に参加できたのは、図書館の方から連絡をいただいたからです。もしもらわなかったら、参加さえしていなかった。(Tさん、どうもありがとうございました。)そして、参加者には図書館に勤務される方、小学校の司書さん、読書会の方、市役所職員の方、絵本作家さん(←私じゃないですよ!)、書店の方など、子どもの読書を根っこから支えたいと思う人たちが、お忙しい中集まって来られたわけです。中には面識のある人もいたのですが、とどのつまりその場限りの単発的な繋がりだったのか。これではいかん。絵本に愛情と理解と持ち、読書の普及に尽力されている、まるで宝物のような人ばかりじゃないか。

自分が住んで、生活している場所で、絵本と子どもについて、私は人と出会うべきであり、言葉を交わすべきだ。初めて絵本を出版してからずっと、この街で絵本を作ってきたんだった。
そんなことすら、私は忘れていた。


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今年一番の大きな買い物は、ベッドのマットレスで決まりだと思う。

以前のマットレスはもう二十年近い使用歴があって、場所によってはスプリングがほぼダメになっていました。そんな下敷きの上に寝ていては、疲れも取れません。数年前から朝起きたときに、肩や背中が痛いなあと思っていたのですが、買いそびれて先延ばしになっていたのです。それがとある機会(つまりいい条件で買い換えられるタイミング)がやってきて、この際だから買っちゃえ!になったのです。

結果的に言うと、今年一番の大きな買い物は、今年一番の体にいい買い物でした。以前に比べて疲れはよく取れていると感じられます。朝の寝起きの体調がガラリと変わったのです。肩も背中も痛まないし、寝違えによる首が回らないこともほぼなくなりました。(経済的に首が回らないのは変わりなしですが…笑。)もともと寝るのは大好きなのですが、これまでに増して寝床が好きになりました。大事ですね、マットレスって。もっと早く買い換えればよかった!

と言うわけで、久しぶりの蔵出し画像です。

「熱帯魚」
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「飛ぶ魚 泳ぐ鳥」
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「仮面夫婦ですねん」
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「霧の連山」
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「禁止」
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「一番楽しいのは物語」
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「滴6」
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「花に見られて」
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「梁」
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「波」
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「私が愛したDADA 7」
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「おたまじゃくし」
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「トンネルを抜けると滝だった」
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「3月11日の津波3」


「ニューヨーク帰りが超一流だったのは もう20年も前の話し」

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ウラニシという言葉を聞いたことがありますか

私の実家がある舞鶴は日本海に面した港街なのですが、日本海沿岸では年間を通じて吹いている西寄りの風がこの季節になると北へ廻り、寒さと吹雪を運んできます。この風のせいで、晴れていたと思ったら急に曇って雨が降ったり、雨が降っていたと思ったら虹が出て曇から晴れ上がったりする、実に不安定な空模様が頻発します。この北西の風がウラニシです。(浦西という漢字があてられているようです。)

このせわしない天候の変化のことは、子どもの頃から知っていましたが、それがウラニシと呼ばれていることは10年ほど前まで知りませんでした。たまたま友人がネット上で使っていて気になって調べて知ったのです。それ以来ウラニシという言葉の響きにすっかり魅せられてしまい、あの不穏な気象全般はウラニシと呼ぶしかない気がしています。

くぐもった暗い空にウラニシが吹き始めると、雹が降り雨混じりの冷たい風が吹き荒れるのです。実家は海のすぐ近くで、飛び出して海岸へ走って行くと、沖の空はオレンジ色に染まっていて、その上には蜷局を巻いたような黒ずんだ雲がのしかかっていたものです。ふるさとを離れてもう40年近く経ちますが、あの光景を想い出すと、子ども心に未来への不安を感じていた舞鶴での少年時代が蘇ってきます。

(*日記No.666 2013年11月27日掲載のリメイクです。)

 
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昨日は久しぶりに、小学校に呼んでもらって授業をしてきました。3時間目と4時間目だったのですが、終わった後も休み時間も子どもたちの相手をしていたので、実質2時間ぐらいしゃべりっぱなし(笑)。本音を言うともっとやりたかったですが、もしやっていたらそのうち声が出なくなったと思う。今日は朝から喉が痛いです。

60人ほどの子どもたちと一度に接しました。彼らの発するエネルギーや放電をかわすこともせずに全身に受けてしまい、昨夜は疲れたのか早々に床に入り、今朝まで熟睡でした。いつも思いますが、子どもたちの溌剌とした表情やツヤツヤした声は、魅力的であり力があります。そして無軌道無防備に多くを発散してきます。私のような古びたいきものなんか、コテンパンにやっつけてしまいます。

授業が終わって、構内を案内してもらった時、廊下に運動場を見下ろせる窓がありました。しばし立ちどまって見とれました。秋の空の下、クリーム色の土の上で、子どもたちが大声で叫び、容赦なく動いている。自制?省エネ?ああ、なんとさもしい。彼らは今、ありったけの放電をしたいのです。側によるものがそれを浴びて、軽く放心してしまうのは当たり前です。愛おしい姿が、まるで木の葉のように校庭で舞っていました。


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先日の個展ではたくさんの方に来廊いただき、誠にありがとうございました。とても楽しい一週間でした。目下お礼状を書いております。まだの方、しばしお待ちを。

さてさて、ここからが本題。たぶん私が個展にフォーカスを絞っていて、できるだけ横槍を入れたくないオーラを発していたのだと思う。個展の前の二ヶ月ほどは、うまい具合に静かに作業に集中できたのでした。そして終わった途端、手のひらを返したように、いろんな約束や予定がじわじわ日常に入ってきました。よくONとOFFなどと言いますが、周囲の人の切り替えの鮮やかさに驚いています。

そしてこのようにも思う。君たちは今までどこに隠れていたんだ?目に見えないところにいて、個展が終わった途端に一斉に水面に現れ出た。音も立てず、気配もなく。それぞれが横のつながりのある関係者ではなく、全く別な思惑で動いている人たちなのだから、こちらは驚きもしますよ。

ここから、スケジュールを把握して、計画を立てて、メンタルを整えて、任務を遂行しよう。ひとつひとつ、一歩一歩。またその繰り返しの始まりだ。


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三連休というだけあって、10月6、7、8日のお客さんは多かったです。特に8日は絶えず場内が賑わっていた気がします。遅まきながら、体も慣れてきて、お客さんの応対もスムーズにできるようになってきたのに、気がつけばもう最終日。いつものことなのですが、早いなあ。もっと延長してやりたいですが、本当にやったら、多分私も海月文庫のギャラリー担当の方も倒れます。そのくらいエネルギーの出入りが激しい。それが私の個展のやり方だと思います。気がつけば、新作ばかりの個展は今回で20回目。1999年に初めてやったのが、まだついこの前のようです。

個展では毎回何かしら実験をやりたいと思っています。『SATURDAY IN THE PARK 』〜 サタデー・イン・ザ・パーク〜では、それは人物を描かないことでした。今までそんな作品展はやったことがありません。今回が初めてのことです。私の個展や絵本の絵は、いつもごちゃごちゃと人で溢れかえっているイメージがあるので、お客さんにとっても意外だろうし、私にとっても大きな冒険でした。搬入日に作品に囲まれてみて、味わったことのない空気を感じました。理解されるんだろうか。喜んでもらえるんだろうか。しかし個展という船はもう出航間近でした。

会期が終わって、港に戻ってきて、いろんな景色が交錯しています。ギャラリーの風景、私がラントレで走っていた道、作品の細かなところ、フルマラソンの印象的だった一場面。制作とランニングの二つが混在して流れていた時間だったのですね、この一週間は。なんと幸せな時間だったことだろう。もう、これで走らなくても、生活してゆけそうです。

来廊してくださったたくさんのお客さんに感謝いたします。どうもありがとうございました。そして、いつも全力で並走してくださる海月文庫の慶子さんと晃さん、大変お世話になりどうもありがとうございました。2年後もどうぞよろしくお願いいたします。

次は、どこで何に出会うのだろう。

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今日は三連休最終日。たくさんのお客さんが来てくれるといいな。昨日一昨日は、気温が上がって、まるで夏の日のようでした。そんな中、予想通り来廊してくださった方は多く、時間帯によってはうれしい悲鳴状態でした。やっぱり個展はお客さんがあって、それで初めて成り立つものですね。実感します。壁に絵をかけてあるだけなら、ただの部屋です。そこにいろんなん人が出入りして、思い思いに感想を述べて作品を楽しんでくれて、何かしらの痕跡を残して帰ると、場の空気は豊潤に膨れ上がって、不思議なことに作品も違って見えてくるのです。あれはマジックとしか言いようがない。今日はどんなマジックが見られるんだろう。楽しみでしょうがないです。

そして一昨日の土曜日夜のイベント、絵本の読み合いBAR&Moreはとても手応えのある朗読会になりました。充実とはあの時間のことを言うのです。今回は絵本の読み聞かせをされておられる方数名あり、出版前の自作絵本を取り上げるかた数名ありで、一筋縄ではいかない演目揃いでした。作品と読み手が変わると、座の雰囲気も見事に変わる。特段変わった演出など何もないのに。つかみどころのない不気味なパワーが絵本にはある。そのことを改めて感じ入りました。参加してくださった皆さん、いつも積極的に参加してくれて場を揺らしてくれる同業者の岡田慶隆さんとこしだミカさん、かような得難い企画を実現してくださる海月文庫のお二人に感謝いたします。最高の夜でした。

さあ、今日もたくさんのお客さんに会いに行こう。

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『SATURDAY IN THE PARK 』〜 サタデー・イン・ザ・パーク〜

場所:海月文庫アートスペース 

期間:2018年10月3日(水)〜9日(火)
時間:11:00〜19:00
   (最終日は17:00まで)

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遠慮がちな台風が、近くをウロウロしていますね。今年の気まぐれな気象をよく表しているような気がします。これまで台風や気象条件で、展示期間を棒にふったことはないのですが、今回は直近にものすごいのがあったので、戦々恐々としておりました。電車が止まってしまったりしたら、いくらその気があってもアウトですし。
今日は開店よりお店に立って、皆さんをお待ちしております。どうぞいらしてくださいませ。なお、夜にイベントがありますので、本日土曜日の閉店は18:00となります。

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『SATURDAY IN THE PARK 』〜 サタデー・イン・ザ・パーク〜

場所:海月文庫アートスペース https://www.kuragebunko.com

期間:2018年10月3日(水)〜9日(火)
時間:11:00〜19:00
   (10月6日(土)は18:00まで、
    最終日は17:00まで)
イベント:10月6日(土)18:00から絵本の読み合いBAR&More(要予約)。

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ようやく展示の写真を撮ったので掲載します。(フラッシュを焚いていないので、少々暗めですが)誰もいない、静かな空間です。

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今回の個展の感想をお客さんに聞いたら「こういうのもやるんだ」とか「確かに意外です」と言われます。その後に「けれど中川さんの作風ですね」と言っていただけるのがうれしいです。初日二日目と終わって、私もようやく自分の個展に慣れてきました(笑)。変ですかね、こういうの。

今回は珍しく説明文というか、なぜこうなったのかを文章にして貼っています。その原稿を載せますので、読んで見てください。それで行きたくなったら、大成功ですね(笑)。

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『SATURDAY IN THE PARK』〜土曜日の公園〜

私は2008年の2月からランニングを始め、ほぼ10年間走りました。絵を描くことの次に力の入っていたのが走ることでした。その間、フルマラソンには11回出て(全て完走!)、2015年には日本で初めてフルマラソンを扱った絵本『だから走るんだ』まで出版してしまいました。走ると面倒なことが吹き飛んで、気持ちがいいのです。それで走らずにいられなかった。日々の生活は、走ることに頼っていたのです。明らかに。

しかしそれも終わりがやってきたようです。これまでレースへの想いに、ずっと胸が焦がれるような心持ちでいたのですが、2016年の岡山マラソンでは、これといって燃える気持ちのないランナーが走ると、42.195kmはこんなにも過酷なものかと思い知りました。あのレースを境に、私にとって走ることは、二番目から優先順位を落としてゆきました。今ではかつてのように走ることもなくなりました。情熱の時間が終わったのです。

私は豊中市の服部緑地でラントレをしていました。1年で70〜80回ほど通って、年トータルで1300〜1400kmほどを走っていました。(本当にはもっと走りたかったですが、時間を捻出できなかった。)走っている間は、純粋にひとりになれました。ひとりで服部緑地の周回コースを、飽きることなく走っていました。肉離れや捻挫、細かい怪我があっても、ほとんど無視して走りに通っていました。あれは本当に楽しい時間でした。

この『SATURDAY IN THE PARK』に展示してある作品は、全て私が走っているときに目にした風景です。実際とは違うかもしれない。(トレーニングの最中はハイにもなるし、立ち止まって景色を見ることもないですし。)走っていると、森羅万象が体の中を通り抜けてゆく瞬間に出会うことがありました。人と寄り合うことで生まれる価値観とは全く別なものでした。私は、混じりっ気なしに、ひとりでした。

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『SATURDAY IN THE PARK 』〜 サタデー・イン・ザ・パーク〜

場所:海月文庫アートスペース https://www.kuragebunko.com

期間:2018年10月3日(水)〜9日(火)
時間:11:00〜19:00
   (10月6日(土)は18:00まで、
    最終日は17:00まで)
イベント:10月6日(土)18:00から絵本の読み合いBAR&More(要予約)。

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明日も、午後2時から在廊しておりますので、どうぞおいで下さい。
今日も作品を一点だけでも乗せておきますね。


   
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本日個展の搬入をしてきました。「ふ〜ん、こんな風になるんだ」これが感想です。準備の段階で想定していたつもりでしたが、実際に作品を展示したギャラリーの中に自分を置いてみて、初めてわかったような感があります。明らかに今までのものとは違う。自分の個展であって、誰か別な人の個展のような気もしたりして(笑)。何が違うのかを、実際に見て感じ取って下さい。

搬入後の画像があればいいのですが、相変わらず携帯電話を持っていない私は、その場で画像を撮ることもできなくて(それならデジカメを持って行けばいいのに、それもしていない!)、読者の皆さんにその様子をお伝えできないのです。やっぱりこれは来てもらうしかないですね(笑)。

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『SATURDAY IN THE PARK 』〜 サタデー・イン・ザ・パーク〜
場所:海月文庫アートスペース https://www.kuragebunko.com

期間:2018年10月3日(水)〜9日(火)
時間:11:00〜19:00
   (10月6日(土)は18:00まで、
    最終日は17:00まで)
イベント:10月6日(土)18:00から絵本の読み合いBAR&More(要予約)。
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初日の10月3日は、午後2時から在廊しておりますので、どうぞおいで下さい。

そうだ、せめて作品を一点だけでも乗せておこうっと。


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